区分マンション投資について
ここでは、区分マンション投資における主なメリットとデメリットを解説します。よく理解したうえで区分マンション投資を検討しましょう。
区分マンション投資のメリットとデメリット
区分マンション投資の主なメリットを3つ、主なデメリットを2つ見てみましょう。
区分マンション投資のメリット
- 少ない資金で気軽に始められる
1部屋の区分マンション投資なら、少額で不動産投資をスタートすることができます。ローンを利用すれば、23区内でも自己資金100万円程度でもスタート可能です。マンション投資初心者や、ハイリスクを避けたい人などには最適の不動産投資と言えるでしょう。
- 生命保険に代用できる
区分マンションに限りませんが、投資用マンションを購入する際にローンを組む場合、団体信用生命保険が付きます。持ち主にもしものことがあったときは、この保険からローンの未払いの借入金残高が支払われるので、遺族には支払いが必要なローンのないマンションが遺されることになります。
- リスク分散ができる
大きな資金でのマンション投資を考えている場合、一棟をまるごと買うよりも、区分マンションをたくさん買ったほうがリスク分散になります。一棟買いの場合は、近隣の環境変化(学校や工場移転など)によって、マンション丸ごと大きなダメージを受ける可能性があります。その点、区分マンションを分散してたくさん所有していれば、環境変化によるダメージは限定的となります。
区分マンション投資のデメリット
- 空室が生じた際のダメージが大きい
少数または1部屋のみの区分マンションを所有している場合、そこに空室が生じると一気に家賃収入が減ります。ローンの返済は待ってくれませんので、前月から一転して赤字に転落、ということもあるかも知れません。
特に1部屋オーナーの場合は致命的です。家賃収入がゼロになるので、早急に入居者募集を行なわなければなりません。
- 期待したほどの利益が上がらない
たくさんの区分マンションを所有しているなら話は別ですが、少数または1部屋のみの区分マンションしか所有していない場合、リスクの割には期待できる収益が少ないと感じる人もいるようです。
区分マンションと言えども修繕積立金、管理費、固定資産税、所得税などの諸経費はかかります。ローンを組んで購入した人は、金利も支払わなければなりません。
購入前に様々なシミュレーションをしているはずなので、その利益額から大きく外れることはないと思いますが、1部屋のみのオーナーの中には少々手取りが寂しいと感じる人もいます。